2014年2月4日火曜日

個展無事終了致しました。


らいらっく新鋭展無事終了致しました。
ご来場下さいました皆様ありがとうございました。

 生活スタイルが激変し、制作手法も素材も変えはじめたタイミングでの個展でしたので、
実験作品を展示している部分もあったのですが、ご来場下さった皆様からのアドバイスやメッセージに励まされ、ヒントを得ることも多々ありました。最終日、会場では子供が走り回っており、鑑賞しづらかったり、ご不都合もあったことと思いますが、暖かく接してくださいまして、ありがとうございました。今後も等身大で作品制作ができるよう精進したいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。  

今回は久しぶりの個展でパワーを消耗し、ヘトヘトでした。家族の手助けがありがたたかった・・・しかも作品陳列は大学の恩師がほとんど決めて展示してくださるという・・・。恩返しがおいつきません。無事終了とはいえ、次が肝心・・・。プレッシャーを自分に与えつつの終了という感じです。
しかし、今回は搬入まえから会期中まで、一度も体調を崩さなかった我が子が偉い!会場ではたくさん寝てくれ、起きたらお絵かきに夢中になり、息子にしては(笑)騒ぎすぎず、助かったなぁ。ダメ母、また一人前母目指して頑張るね。

昨日は息子と父が二人共鬼のお面をつけ、闘いの後、仲良しに。
鬼面付きの父を息子はすっかり好きになったらしく、鬼(父)が「帰るよ」と手を振ると、全力で嫌がり、バイバイする鬼を追いかけ、扉の向こうに消える鬼を泣いて見送るという展開の「鬼は外」。
子供のおかげで毎日コメディー。今回は協力ほんとにありがとう。






2014年1月19日日曜日

らいらっく新鋭展 小林麻美個展 のお知らせ

明日から,らいらっくぎゃらりぃにて個展を開催致します。
近作を含めた新作の油彩と、水彩、ドローイングを展示しています。

火曜日、水曜日、木曜日午後、土曜日は在廊予定です。


■道銀文化財団企画・らいらっく新鋭展
1月20日(月)~1月25日(土) 小林麻美 展(全道展推薦)

1月27日(月)~2月1日(土) 櫻井亮 展(新道展推薦)

2月3日(月)~2月8日(土)荒井彩美 展(道展推薦)

■10:00~17:00 月曜日12:00より 土曜日16:00まで

■らいらっく・ぎゃらりぃ 札幌市中央区大通り西4丁目 北海道銀行本店ビル1F

■主催:公益財団法人 道銀文化財団 



土曜日は子供が会場を走っているかもしれません。
個展は実に5年ぶり。こんなに緊張するものだったかな・・・。
午前中は展示のしあげをしており、開廊は12時からです。
お近くまでお越しの際は、ボロボロの私を励ましにお立ち寄り頂ければ幸いです。

2013年11月1日金曜日

参加展覧会のお知らせ

第3回全道展・新鋭展
開催日:2013年10月31日(木) ~ 11月05日(火) 最終日16:30まで 
大同ギャラリー札幌市中央区北3西3 札幌大同生命ビル大同ギャラリー3・4階

絵画
苛原治、池田宣弘、小林麻美、岩永総子、三浦一孝、西村徳清、
竹生洋子、中江孝子、石本久美子、佐藤静子、尾澤和子、渡邉範子
版画
佐藤麗子、中嶋詩子、山本修一、髙崎勝司、中村得子、鈴木なを子
彫刻
福江良純、森戸春樹、佐々木甲二
工芸
阿部榮、田中豊、新関千裕、堀田佳代










あなたと私の目の前で無数の今が起伏する F30

原風景


愛しいスーパー赤ちゃんがズリバイからハイハイにバージョンアップし、つたい歩きをマスター、ついに歩きだしています。3か月位しか母親をしていないつもりが、もう息子は一歳。部屋のアップデートと親のアップデートは後手後手になりながら、更新中です。

制作がなかなかままならない日々なので、自分の頭の整理と思考のウォーミングアップのためにも少し前作について書いておこうと思います。次の一枚のため。


妊娠中に描いた「すでに変容してしまった昨日という世界の中のあなたがみた私」という長いタイトルの作品、「となりのひと」展に出品後、もう一度どこかに出品できないか…と思っていました。大作なので、なかなかサイズの合うコンペもなく・・・そして、よくよく考えて、全道展に出品しました。

 全道展で描きつづけながら教師をしていた祖父が亡くなってから、だしたい気持ちが湧いていたのですが、今回出品してみて気がついたのは、幼い頃から祖父の展覧会を観に行って、たくさんの絵がかけられた壁に囲まれた空間は自分の原風景だった、ということ。会場にいて、ものすごくノスタルジックな気持になりました。小さい私は大きい絵に囲まれるのは楽しかったなぁ、絵で壁が埋め尽くされていて、たくさんの入口があるみたいだなぁ、とかワクワクしていたのをかなりリアルに思いだしました。この2年間の間、父が亡くなり、次は義母、それから祖父。三人に押し出されるように子供がお腹に宿りました。本当に希望の光みたいな赤ちゃん。
 出品作の画中の人物は おなかの中にいた子供がみたかもしれない私の姿。それから、父が見守るようにみている母、のようなイメージも。

実際に参考にしたモチーフは、バスの窓越しに目があった見知らぬ人との一瞬や、洗濯物を干しているマンションの人と目があったワンシーンの統合なのだけれども。できあがった絵の窓は、幼少の頃に住んでいた実家の大きな窓にかなり近くて、かなりびっくり。アートセラピーが力を発揮するのは良くわかる。眠っている感覚や記憶、潜在意識が、絵のようなツールはやっぱりものすごくでるよなぁ。泥臭いなぁ。


妊娠中に「うまれる」というドキュメンタリー映画をみました。映画の中に、生まれてくる子供が天国から自分の親や家庭をみて自分で選んで生まれてくる、というエピソードが頭に残っています。選ぶ時はどんなシーンをみていたのかな。私のような人間を母に選ぶ息子はかなり勇気ある。
それから、逝くには早すぎた父が、きっと天国から母をみているだろうな、という想い。

日記にしたためるより、ネットワーク上にアップする方が天国に近い気がするのはなんだろう・・・テレビ電話で亡き家族と会話する、みたいな表現、よく昭和のテレビではあった気がする、そういう中途半端な古臭さが自分にあるからなんだろうなぁ。



2013年6月8日土曜日

自分のためにアートを買いたい -U50,000- 展2013

本日からCAI02で開催される、展覧会に参加します。子供がお昼寝の度にじわじわと描き進めていたドローイングを出品します。少しづつしか進まないので小さな作品とはいえかなり時間かかってしまっただけど・・ふとした隙に、息子くん端っこかじられてる・・・!やられましたー・・・隠して隠して制作してたのにー・・・・。幸いドローイング部分はまでは到達していなかったので、周囲を小さくして出品することに。いやはや・・・ワトソン紙は噛みごたえがあっただろうなぁ。その後は私に代替物として渡された新聞紙を振り回してずーっと遊んでいます。どうも玩具より紙とか野菜をしゃぶったり破いたりが大好きなようだな。


「自分のためにアートを買いたい -U50,000- 展2013」
2013年6月8日(土) ~ 6月22日(土)at CAI02

アートをもっと身近に感じてください。好きなアートと出会い、一緒に暮らす。
アートを買うことは、実はとてもシンプルなこと。
あなたの毎日にアートが溶け込んで、あなたを楽しませること。あなたに力をあたえること。
こころを潤すことを願って、全ての作品が1点5万円以下。
好きなスニーカーを買うように、アートを買いに来てください。
好きな作品に出会ったら、決心してください。今日からアートと暮らすことを。

参加アーティスト
阿地 信美智/伊藤隆介/石倉 美萌菜/磯崎道佳/伊藤明彦/今村育子/大泉力也/岡部昌生/大黒淳一/風間天心/風間雄飛/樫見 菜々子/上遠野 敏/川上りえ/蒲原みどり/菊地和広/吉川貫一a.k.a.祭太郎/小島歌織/小林麻美/斉藤幹男/酒井広司/佐藤史恵 /澁谷俊彦/下沢敏也/進藤冬華/杉田光江/鈴木涼子/鈴木悠哉/仙庭宣之/高橋 喜代史/高橋俊司/武田浩志/谷口明志/田村 佳津子/田村陽子/ダムダンライ/千葉 加菜子/土田俊介/中橋 修/西田卓司/端 聡/久野志乃/FUJI SHOTARO/藤木正則/藤倉 翼/藤沢レオ/藤本和彦/山本雄基/吉井 見知子/渡辺行夫 (敬称略)
オープニングパーティー:6月8日(土)19:00
主催:CAI現代芸術研究所
CAI02

〒060-0042 札幌市中央区大通西5丁目昭和ビルB2
13:00~23:00 日曜祝日休館
TEL:011-802-6438 FAX:011-802-6538

2013年4月3日水曜日

新宿眼科画廊折り返し と 突発性発疹の洗礼

新宿眼科画廊の展覧会は無事、会期を折り返しました。
4月10日までですので、東京近郊の方は是非足を運んでいただけたら、と思います。パフォーマンスが盛り上がっていた様子。大下さんと森本さんに感謝。

丁度搬入日のあたりで息子の初発熱という洗礼・・・先輩ママの素晴らしい情報網で最短コースの五日間で発疹まで終了。これが噂の「突発」・・・教科書通りでした。免疫力上昇。東京に行って発熱するとかでなくて良かった…。

新作はドローイング。クレヨンに鉛筆、化粧品と、ペンでしあげ。手近なもので描くしかなかった。やっぱり子育てと油彩の同時進行は危険すぎる・・・。夜中と朝のごきげんな時に抱っこしたまま食卓で制作。過去作品にも、もう少し手をいれたくて、実家に油彩道具一式を持ち込み、大婆様に抱っこして頂き、その合間にしあげました。時間が宝物。そろそろハイハイしはじめそうなので、それも難しくなるのかな。OK、どんと来ーい。大きくなれー、と思ったり、そのまま止まれ、と思ったり忙しい。 




2013年2月14日木曜日

『生息と制作―北海道に於けるアーティスト、表現・身体・生活から』

(2月22日追記※ ライブドローイングの日付を訂正しました。)
正しくは4月6日(土) 藤谷康晴によるライブドローイング(18時頃~予定)です。




  展覧会のご案内です。


『生息と制作―北海道に於けるアーティスト、表現・身体・生活から』

■2013年3月29日(金)~4月10日(水)12:00~20:00(最終日~17:00) / 木曜定休
   3月30日(土) 14:00~15:30 アーティストトーク     18:00~20:00 レセプション
   4月6日(土) 藤谷康晴によるライブドローイング(18時頃~予定)
■新宿眼科画廊 
〒160-0022 東京都新宿区新宿5-18-11   tel:03-5285-8822
HP:http://www.gankagarou.com/sche.html
■出展作家
石倉美萌菜 / 小林麻美 / 佐々木恒雄 / 中村絵美 / 藤谷康晴 / 森本めぐみ / Rady Wolf
■企画:大下裕司、森本めぐみ


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 北海道に対する、豊かな自然、おいしい食、寒くて厳しい冬、綺麗な雪景、夜景、温泉、動物、文化…というある種の商業化されたラストフロンティアのイメー ジの中に、暮らしの匂いをかぎとることは難しい。観光資源が豊富な、しかし観光力があるとは言えないこの観光地に於いて「試される大地」としてあるように 要請している何かが存在しているのだとしたら、それが暮らしの匂いに蓋をしているかのようだ。

北海道には、機能的な美術大学も無ければ、またそれを享受し、市場化するギャラリーや、コレクター、批評家、キュレーター、現代美術館も明確には存在して いると言いがたい。ネットワークの整った「内地(北海道から本州を指す)」もしくは「外国」へと表現の場を求めていく選択肢もあるなか、北海道という場所 の選択は、日曜画家的に労働の合間を縫っての制作を否定的/肯定的を問わず、前提として受け入れる選択でもあるといえるだろう。しかしながら、首都圏や都 市部で当然のように語られる状況…美術の事だけを考えながら生きるという状況は、果たして本当に作家として普遍で普通なのだろうか。現在の北海道で制作を 続けていくことは今日的な輝かしいスーパースターの作家像とは違うかもしれない。だが、制作と生活が乖離してしまうこともない。それは生きる姿そのものに 依るだろう。
 本展では札幌近郊を主な発表場所として活動している作家として、惨めさを糧に強烈な作品を制作する石倉美萌菜、入念に練られた構図で景色への知覚そのもの を表現する小林麻美、自然と郊外の対立する石狩に住み情念的なドローイングを展開する藤谷康晴、現在はコールセンターに勤めながら妄想的な室内風景を描く 森本めぐみの他、網走で漁師を営み休漁期をメインに絵画制作と発表を続ける佐々木恒雄、また、東京と北海道を往復している作家として、生まれ育った長万部 等各地へのフィールドワークからイメージを掘り起こす中村絵美、自身の分身ともいえる着ぐるみを介して表現を続けるRady Wolf(ラディウルフ)といった、1980年以降の生まれの作家を紹介する。これまでにあまり注目されてこなかった北海道の若手作家を東京で鑑賞する機 会であるとともに、美術作品を「制作」するということと「生活」するということが、如何に本来的に分断されずあるのかについて考えたい。
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2013年1月20日日曜日

おしゃべりな虫たち 絵画筋トレーニング














■おしゃべりな虫たち
5年前、旧鎌田志ちやでカフェのインターンをしていた藤澤瑞穂さんから、とっても素敵な絵本のプレゼントが届く。彼女は夢がかなってフランスで絵本作家デビューしたのです。
平仮名とフランス語の擬音語が織り交ざってとっても新鮮な珠玉の一冊。絵はこれでもか!というくらい盛りだくさんのモダンテクニックで、切り貼りされたモチーフの色もシルエットも瑞々しくって繊細。私には「にじみ」の色合わせがたまりません。お手紙から伝わる仕事環境はフランスの豊かさが伝わってきました。良い心境で良い仕事ができているんだね。手紙も本も嬉しい!
本当に素敵な本なので、1人でも多くの人に手に取って欲しいです。
http://miiho.canalblog.com/













■絵画筋トレーニング
栗田健さんが主催するクロッキー会atオノベカ でモデルをしてきました。我慢できずに隙間時間で私も参加。1分クロッキー、30秒クロッキーで、はい次、はい次、と20枚近くを一気に。二時間中休み時間10分一回。スパルタ栗田先生の攻めのクロッキー学に触れ、学ぶこといっぱい。受講者さんが乗ってくる瞬間が楽しい。この線は良い感じだと気づけるようになるって、すごいことです。そして、何枚も短時間乱れ描きのあとの10分クロッキーは長く感じます。この強弱。学びが大きい。最初よりもかなり手が動くようになって、その変わり1分の時の判断力、構図力は急速に衰える。「二つを結びつけていけるように、筋トレしていきましょう」と教室はお開きに。これはね、職場でも真似しようと思った。写真は1分クロッキーの坊や。可愛すぎた。親バカだ・・・。

手と目をつなぐスパルタ栗田先生の情報はこちらhttp://air.ap.teacup.com/kuritari/



















さんめい様












先日、結婚記念日を迎えて、あっという間の二年間をしばし振り返る。坊やを連れて久々の外食にチャレンジ。気がつけば、おひとり様がお二人様になり、いつのまにか、我が家は「三名様」。わたしよりもずっとよく気がつく旦那さんは結婚記念日を忘れていた駄目嫁にお花をくれました(;_;) ありがたぃ…ついつい「さんめい様」に手を合わせたい気持ちに。そんな折、友人から婚約したよ、の電話。同日、お手紙で結婚します、の知らせ。ダブルの吉報つづきに、ますます、「さんめい様」信仰深まる。子育てあわわ…の毎日だけど、頑張るパワーを充填。幸せな友人達、Bon Voyage! 




2013年1月8日火曜日

謹賀新年



















あけましておめでとうございます。昨年は感動と感謝の一年でした。
今年もより佳い年になりますように。

















元旦は御節、お雑煮の後に一年の抱負を手帳に書くのが恒例行事。それから坊やをお膝の上に座らせて描き初め(?)!怠けものの自分にしては快挙。実家の協力でお食い初め、100日の神宮のお参りも無事終了。健やかに育ちますように。
写真はお友達の安藤文絵さんに教えてもらいながらつくったモビール。やっぱり子供は虹色好きなんだなー。ふわふわくるくるするモビールを飽きずに見上げています。そんな様子を私も飽きずにみています。そうして一日はすぐ暮れる。ダメダメ、新年会の準備をするぞ。
雑感メモ
雪との対峙。夜の授乳。過酷さと敬虔さの近似。寝具に空いた自分のスペース。窓からのみえる雪山。霊性。神社。お正月行事の由来。100日詣り。一周忌。誕生日が元日の義母。天国との境界線。仏像の後光と、キリスト教イコンの後光。後光の共通点と相違点。ユダの福音書。弟子たちの告白の違い。人の数だけある世界のこと。それと世界の新陳代謝。至福の絵画という言葉、ロバートライマンの復習、白さを増す絵肌。マチエールの中の陰影。0歳児の身体のマッス感。宗教的な感情はどこから来るのかということ。

2012年12月26日水曜日





















家族で過ごすクリスマスは何年ぶりかな。子供の頃のクリスマスのディティールを思い出します。鶏肉の持ち手とか、ゆで卵の中に絞り器で絞られた黄身のディップとか好きだったな。食べ物がおめかししている感じに興奮したな。起きて枕の周りに届いてるプレゼント、小躍りするほど嬉しかったなぁ。この子は何歳くらいまで大人達の楽しみにつきあってクリスマスを楽しんでくれるのかな。あちこちのサンタさん(笑)から坊やにお帽子や、おもちゃ、たくさんのお洋服のプレゼントが届きました。私にも立派な包丁と手帳、パパにはあったかいズボンと名入りのお財布!サンタさん大奮発だ。来年のハードルあがるね(汗) 




2012年12月19日水曜日

クリスマスの準備


ここぞとばかりにクリスマスの準備を楽しんでいます。玄関とツリーの飾り付け。オーナメントは夫の子供の頃からの年代物なので壊さないように大事に使わないと・・・既に羽を負傷した天使さんが1人。去年までの二人きりのクリスマスと一変して、今年は母を招いて四人でクリスマスの予定です。家族と大切な友人にクリスマスプレゼントを準備するのに空き箱をひっぱりだしてラッピングで深夜。包んでる時間って幸せー。贈り物ってつくづく自分のためにするものだな。


最近、ぽつぽつと絵が嫁入りするようになってきました。ありがたーい・・・。どんな場所に飾られるのかな。坊やがハイハイする前にもう一筆、もうひと踏ん張り、と気合い。雪解けの頃、東京で展覧会があるので、小さくとも新作を出せたらなー。描くなら今しかない!と、いつもの呪文。

2012年12月5日水曜日

ありがとう


  昨年度担任をしたクラスの子供たちから、寄せ書きと可愛いマントのお祝いが届く。奮闘の毎日に一番のカンフル剤!寄せ書きの言葉からは少し大人びたみんなの姿が想像できて、眩しいやら、嬉しいやら、ちょっと寂しいやら(笑)この子達の卒業式の時、お腹の中で9cmだった坊やも今は60cm!うーん、悔しい…子供達に負けじと私も成長したい。



飛ぶ島の話・懐かしい学校・雄弁な一枚の絵

■飛ぶ島の話 楽しみにしていた志乃さんの個展を観に行く。輝く絵の具と筆致がたまらない…たくさん実験の跡を追うように観た。絵の中に込められた真実を知りたくて、アレコレと想いを巡らすうちに、その気持ちがいつのまにか物欲に(笑)・・・あと一息で自分の中の何かと繋がるのに…その手前、というのが憎いです!不得意なサイズや矩形を感じさせないのはすごいー。


■産後の骨盤と側湾症の進行が気になって、骨盤体操に参加。場所は2007年までアトリエにしていた旧曙小学校。思い出の詰まった場所です。体操は贅沢にもマンツーマンで、素敵な女性の先生。日常でかなり間違ったことをしていたことを確認。目から鱗。次、いついけるかな。
先生を紹介してくれたのは小・中の同級生でセラピスト・シンガーソングライターの石尾真弓さん。最近SNSで再会!私が村人その2の時、彼女は主役でソロ歌ってたなー。つながりって面白ーい。
 あけぼのアート&コミュニティーセンターhttp://www.concarino.or.jp/akebono/v2/akebono.php
ひだまり整体院 http://kaifuku-hidamari.com/index.php?FrontPage

■雄弁な一枚の絵 
笠見君の絵をもう一度観るべきだと思って地下歩行空間へ。一点だけを広い所で時間をかけて観たくなるなー。一枚の絵の中をいつまでも目が周遊できる雄弁な絵。地下歩行空間で作品と戯れるたくさんの人を目にして勇気がでる。中学生(日本の未来たち)を連れてギャラリーツアーしたい。
余談ですが、地下歩行空間の北3条広場にはお持ち帰りできるポストカード展がやっています。過去のART STREET参加アーティストのポストカードだそう。自分の残ってたら凹むー。見かけた方はどうか持ち返ってあげて下さい。さっぽろアートステージ2012 良い感じで盛り上がっている様子。http://www.s-artstage.com/2012/ 頑張れ札幌ー。

 

2012年11月26日月曜日

晴れ時々曇り、ところにより紙吹雪

11月22日 良い(11)夫婦(22)の日。上原ひろみさんのライブ「Move」へ!実家に坊や&セット(ミルク・・哺乳瓶・オムツ・お着替え)を預け、初めて坊やと離れてドキドキの外出。
この日のためにCDを何回も聴きこみました・・・涙腺弱っているのでイントロで号泣。・・・なんて弾力のある筋肉質な音!ピアニストというよりアスリート!・・・化物(賞賛)です。心身ともにインナーマッスル鍛え抜かれてる演奏。アンソニー・ジャクソンさんやサイモン・フィリップさんも、あんな変拍子で常にぴったりなんて・・・世界の人は凄すぎる。目を閉じて聴いていたら、めくるめく映像が脳内再生・・・。音楽と画像ってやはり補完関係があるのかな。絵と詩の関係に似てる?と思う。
http://www.hiromiuehara.com/tour/tour2012.html
厚生年金会館はニトリ文化会館になって終了時間が緩やかになったのか、ライブは3時間に及び22時終了。授乳を2回逃したおっぱいはズキズキ痛み、一抹の罪悪感を抱えて家路を急ぐ・・・坊やは穏やかにぐっすり。お婆ちゃんズ、ほんっとに頼りになります。

11月23日 オノベカレー対決に参加すべく、朝から坊やを調整してたのに、途中の買い物中に背中までウンチまみれに。帰って洗面台で丸洗い。しょんぼり。またやって欲しいです。
会場は「れんがギャラリー旧鎌田志ちや」のご近所 :「オノベカ」 http://ais-p.jp/onobeka/
優勝したセンスがキラり☆な工場長のブログ:「よいながめ工場」 http://suuhato.jugem.jp/

11月24日 ラジオから聞こえたご機嫌な天気予報。今日は「晴れ時々曇り、ところにより紙吹雪」らしい。日ハムパレード帰りの男の人の肩から落ちた紙吹雪を拾う。それから大学の後輩の結婚式へ。花嫁のお母さんへの手紙で日本画家の友人ともらい泣き。お幸せにね。

11月25日 高校の友人が踊る(!)というのでポルトホールにジャズダンスを観に行く。友人、かっこいいー…!坊やは抱っこ紐の中でご機嫌な掛け声?をあげる。その日はそのままご機嫌が良く、夜は少しだけ読書タイムに恵まれる。ありがたい・・・。


ところで十月十日(私の場合は、とつきプラス24日間でしたが・・・)大事に過ごし、さらに産後1ヶ月半ほど家篭りしている私、なんと、ほぼ1年ほど近く「走っていません。」急ぎ足でさえ、もつれて転びそうに・・・インナーマッスルどころじゃないです、人としてやばいですね。 写真は大量に買った土付き人参の頭。小さな島が寝不足でささくれた気持ちを癒してくれます(笑)どんどん大きくなっていくけれど、この先どうなるの・・・。







2012年11月20日火曜日

祖母くる友くる 












続く曇空、カミナリと共に冬将軍到来。
職場の盟友が訪ねてきてくれる。授業の話、生徒の話、美術の話。気兼ねなくて嬉しい、忙しい中、頭下がるばかり…復帰を念頭に動き出さねば。
 週末、母が庭の花と胡麻だらけパンを携え、祖母(85)を連れて来てくれる。撮りためたビデオ、ドローイングをみてもらう。坊やはおばあちゃんズが帰った瞬間、大暴れ。

 大学の友人ママが来てくれて部屋が赤ちゃん天国。月齢半年の先輩赤ちゃん2人。もうすぐこうなるのか・・・未来予想図。片付けねばならないのはテレビコード、パソコンコード、CDラック…あとは床マット…未来予想、素晴らしい。可愛いプレゼントと心のこもったカード・・・みんな器用で流石だなぁ・・・。ハナちゃんの頭足人の絵に感激。生頭足人!鬼丸先生の「児童画のロゴス」探さねば…。

夜、坊やは興奮して何をしても寝ない!16時間起き続け、やっと就寝。すごいね、君は。強くなれー。体重も2キロ増え、母乳も順調!戦時中のような根菜生活の成果あり。

2012年11月13日火曜日

3人生活 




物知り顔で夜行性の怪獣坊やは、少しずつ宙の上の生き物から人間界のものになりはじめてきた。めまぐるしい毎日だけど、きっとものすごく貴重な時間になるんだろな。

11.2 一ヶ月近くいなかった我が家を大掃除。空の冷蔵庫に買い込んだ食料を詰める。怪獣坊やは新しい空間に大興奮。全く寝ない。

11.3 続、大掃除。午後、油彩研究室仲間が坊やに会いに来てくれる。友達に会えてほっとする。良い玩具をもらう。夜、旦那さんの音楽仲間に怪獣君の誕生を祝って頂く。大きなケーキに花束!涙もろくなってるな・・・新入り坊やをよろしくお願いします。

11.4 芸森のパラレルワールド最終日に滑り込みセーフ!武田さんの作品が深化・・・到達点が見えていそう。志乃さんの色の洪水と雄弁な余白。会場で武田夫妻と浅井憲一さんに会えた。観れて良かった。赤ちゃん荷物多すぎ・・・お出かけの練習になりました。

11.5 祖母に怪獣坊やを会わせるため、実家へ。数日間の成長ぶりに母、兄、驚愕!ひいおばあちゃんと、玄孫の対面。一同、感動。

11.6 夕方やっと怪獣坊やぐっすり。ここぞとばかりに急いでご馳走をつくる。ちらし寿司、メヌケの和風出汁豆乳なべ、鳥手羽山椒煮、柿入り白和え、西線ロール。お父さんが揃うと、ぐっすり寝た坊やはご機嫌。三人で力を合わせて頑張ろう。

11.7 重低音が好きなのか、坊やはピンクフロイドで泣き止んでくれる。家事がはかどる。初めて鏡の中の自分に対面。食い入るように、もうひとりの自分と向かい合う。面白い。

11.8 夜、3人でコーチャンフォー。妊婦の時に良く来ていたからお腹の中で覚えてたかな。湯船デビュー。お風呂はやっぱり赤ちゃんのふるさとらしい。今にも泳ぎだしそう・・・人間すごすぎ。

11.9 絵仲間が手描きのベビーウエアを届けてくれる。可愛い小鳥柄と、コアラ柄!荒らい筆致がたまらない・・・。春には着れるかな。

11.10 「旧鎌田志ちや」に坊やを連れて行く。お仕事仲間にお披露目。色んな人に抱っこしてもらう。人見知りのない子になって欲しい。切に。夜はいつも通り怪獣。今日は長時間頑張って偉い。

11.11 岩佐ビルへ・・・まさかのスケジュールミス。しょんぼり。今年のアートステージ、チカホにお出かけ。笠見君の絵が素敵。一点ずつもっと良くみれる環境で見たい。抱っこで歩くと、坊やはお腹の中を思い出すらしく、うっとりしている。

11.12 坊やのスケッチはかどる。手が弥勒菩薩になっている。寝ているときはお地蔵さんのようなお顔。ありがたーい、顔。

2012年10月20日土曜日

秋晴れ佳日















秋晴れの佳日、待望の赤ちゃんと会えました。
赤ちゃんは鼓動と血潮だけが脈々としていて、まだ人間界
の何にもまみれていないので、驚くほど魂そのもの。
たまたま私というトンネルを通して外界に出てきた、神の子
としか言いようのない、(親ばかだわ、と友達は笑うけれど)
生後まもない数日間の赤ちゃん。
深夜の産院で、声もあげずに開けたふたつの眼に見据えら
れ、音をたてて心臓が高鳴った!
それから、穢れない魂にどうしようもなく、ひれ伏したい気持
に。大袈裟じゃないんだよ。ほんとにそんな気持ちになりまし
た。私の処にきてくれてありがたや。

これから、お世話をしていく中で、少しずつ心と身体が人間界
側に寄ってきてしまうのか・・・。
初心者母さんですが、心を込めて大切にお育て申し上げます。
出産も出産でドラマチックだったけれど、産後の不思議な数
日間の体験はしっかりと自分に沈殿した感覚です。


2012年9月25日火曜日

気をとりなおして

ぬるめ暗めのお風呂が陣痛促進に良いと聞き、干潮時蝋燭を灯してお風呂。
今日はきそう…と思って満潮の時間を調べ、本を読んでいたら定期的に痛くなってきた!
お風呂効果!と思ってヨガ呼吸を続け、6分間隔頃に深夜の病院へ。到着は満潮2時間前。良い感じ、と思っていたのに徐々に陣痛は10分感覚…そして早朝遠のいた。翌朝、先生からおうちに帰ってリラックスすることを薦められ、赤ちゃんの心音を聴き、とっても元気なのを確認した後、赤ちゃんをお腹の中に携えたまま、まさかの一泊退院。張り切りすぎたせいで意気消沈。バスにゆられておうちへ。世界から投げ出された気分。ぽーん。

一日陣痛体験(笑)を含めると、前駆陣痛生活は本日4日目。月夜の散歩に、早朝ヨガ。近所の教会バザー。母とオータムフェスにでかけ、旦那さんと子供の落書きスペースと子供チェアを制作。
ずれ込む予定…もうすることないー(笑)
まだか、まだか、心配して下さる方への応答がしのびない・・・ごめんなさい、まだです。
でも母子共にとっても元気です。
写真は生徒が部活最終日に描いてくれた妊婦スケッチと陣痛逃しに描いた自画像。苦々しい顔。

2012年9月5日水曜日

晩夏考

となりのひと、搬出も無事終了。ありがとうございました。

残暑はまだ厳しいものの、夜の風はふと、秋。
今年の夏は、義母と祖父の初盆でした。
去年初盆を迎えた父がきっと物知り顔で2人を案内したにちがいない。

子供の頃は夏休みの最中の長いドライブでトンネルの数を数えるのが
お墓参りで、道の駅のすいかとか、親戚の家の玄関のすだれ、
帰り際にもらった駄菓子のパッケージとかを思い出す。
それがいつのまにか、仏壇に話しかけていたお婆ちゃんは、母の姿に。
御陸膳を用意する母を見て、私のするべきことを知って。
そんな最中に、3人の家族の魂に後押しされて、私のお腹になんと赤ちゃん。
予定日までカウントダウン。
ドキドキと肝が据わる感じが、両方同居しておへその下あたりにあるな。
母子一体でいられる日々もわずか。さみしい気もするけど、
出産前にやっておきたいこと、すませることリストもほぼチェック終了したし、
いつ来ても大丈夫だよー。ご先祖様方、応援よろしくお願いします。

2012年8月23日木曜日

「となりのひと」がもうすぐおわり


長い会期…と思っていた本郷新記念彫刻札幌美術館の
「となりのひと」。最終日の8月26日まではもうカウントダウン。

連日の暑い最中に足を運んでくれた人に感謝!素晴らしいタイミ
ングで深く自分に向き合う機会になったなぁ。ありがとうございます。
無事終了に向かっていて、心底安堵しています。
自分にとって大事な作品ができた。

写真は床のグリッドが妙に綺麗な展示写真。 

2012年8月4日土曜日

みぢかなひとの足形をとろう!


みぢかなひとの足型をとろう!

8月2日は立命館慶祥中学校の美術部の生徒達と一緒に
田村陽子さんのワークショップ「みぢかなひとの足型をとろう!」に参加。
2人1組で協力しながらつくるのでチームワークが問われます!
信頼関係が作品の完成度に表れ…部長副部長のタッグが流石!
1点、1点、どれもお買い上げしたい位の力作!
いやー…みんなの能力の高さに感激…あっぱれ美術部!
  

 
時間も短かったので駆け足で「となりのひと」を鑑賞…難しい作品も多い中、
少しでも感じとってくれるものがあったら良いなぁ…。
遠路はるばる生徒を引率して下さったK先生に深く感謝致します。

2012年7月5日木曜日

「となりのひと」図録完成!














開催中の「となりのひと」展
担当学芸員の樋泉さんから素敵な図録が届きました。
これは嬉しい~。すっきりと、こぶりで絶妙なサイズ…!
彼女の力の入った文章も読みごたえあり、ですー。
会場で是非お手にとって観てみて下さい。
→http://twitpic.com/a235oa
6月に開催したのギャラリートークの写真。他の方がアップしていたのを拝借…。
他の作家さんのトークはかなり饒舌で楽しんで聞いたのに、私はいつも通りへなちょこ…。
「絵画の場合―最終章―」の時に学び、録音して自分で聞き直してみると、
何回も同じこと言ってる!聞き苦しくてすみませんでした…。 
http://sapporo.100miles.jp/sapporochobi/article/23













展覧会図録と一緒に届いたのは、赤ちゃんのほっぺの様
な桃ー!最近、2人目の女の子を出産した友人からでした。ちなみに、女の子の名前は百萌(もも)ちゃん。おいしすぎて、お昼に一人でひとたまぺロりと頂きました。
ありがとうー。