2012年12月26日水曜日





















家族で過ごすクリスマスは何年ぶりかな。子供の頃のクリスマスのディティールを思い出します。鶏肉の持ち手とか、ゆで卵の中に絞り器で絞られた黄身のディップとか好きだったな。食べ物がおめかししている感じに興奮したな。起きて枕の周りに届いてるプレゼント、小躍りするほど嬉しかったなぁ。この子は何歳くらいまで大人達の楽しみにつきあってクリスマスを楽しんでくれるのかな。あちこちのサンタさん(笑)から坊やにお帽子や、おもちゃ、たくさんのお洋服のプレゼントが届きました。私にも立派な包丁と手帳、パパにはあったかいズボンと名入りのお財布!サンタさん大奮発だ。来年のハードルあがるね(汗) 




2012年12月19日水曜日

クリスマスの準備


ここぞとばかりにクリスマスの準備を楽しんでいます。玄関とツリーの飾り付け。オーナメントは夫の子供の頃からの年代物なので壊さないように大事に使わないと・・・既に羽を負傷した天使さんが1人。去年までの二人きりのクリスマスと一変して、今年は母を招いて四人でクリスマスの予定です。家族と大切な友人にクリスマスプレゼントを準備するのに空き箱をひっぱりだしてラッピングで深夜。包んでる時間って幸せー。贈り物ってつくづく自分のためにするものだな。


最近、ぽつぽつと絵が嫁入りするようになってきました。ありがたーい・・・。どんな場所に飾られるのかな。坊やがハイハイする前にもう一筆、もうひと踏ん張り、と気合い。雪解けの頃、東京で展覧会があるので、小さくとも新作を出せたらなー。描くなら今しかない!と、いつもの呪文。

2012年12月5日水曜日

ありがとう


  昨年度担任をしたクラスの子供たちから、寄せ書きと可愛いマントのお祝いが届く。奮闘の毎日に一番のカンフル剤!寄せ書きの言葉からは少し大人びたみんなの姿が想像できて、眩しいやら、嬉しいやら、ちょっと寂しいやら(笑)この子達の卒業式の時、お腹の中で9cmだった坊やも今は60cm!うーん、悔しい…子供達に負けじと私も成長したい。



飛ぶ島の話・懐かしい学校・雄弁な一枚の絵

■飛ぶ島の話 楽しみにしていた志乃さんの個展を観に行く。輝く絵の具と筆致がたまらない…たくさん実験の跡を追うように観た。絵の中に込められた真実を知りたくて、アレコレと想いを巡らすうちに、その気持ちがいつのまにか物欲に(笑)・・・あと一息で自分の中の何かと繋がるのに…その手前、というのが憎いです!不得意なサイズや矩形を感じさせないのはすごいー。


■産後の骨盤と側湾症の進行が気になって、骨盤体操に参加。場所は2007年までアトリエにしていた旧曙小学校。思い出の詰まった場所です。体操は贅沢にもマンツーマンで、素敵な女性の先生。日常でかなり間違ったことをしていたことを確認。目から鱗。次、いついけるかな。
先生を紹介してくれたのは小・中の同級生でセラピスト・シンガーソングライターの石尾真弓さん。最近SNSで再会!私が村人その2の時、彼女は主役でソロ歌ってたなー。つながりって面白ーい。
 あけぼのアート&コミュニティーセンターhttp://www.concarino.or.jp/akebono/v2/akebono.php
ひだまり整体院 http://kaifuku-hidamari.com/index.php?FrontPage

■雄弁な一枚の絵 
笠見君の絵をもう一度観るべきだと思って地下歩行空間へ。一点だけを広い所で時間をかけて観たくなるなー。一枚の絵の中をいつまでも目が周遊できる雄弁な絵。地下歩行空間で作品と戯れるたくさんの人を目にして勇気がでる。中学生(日本の未来たち)を連れてギャラリーツアーしたい。
余談ですが、地下歩行空間の北3条広場にはお持ち帰りできるポストカード展がやっています。過去のART STREET参加アーティストのポストカードだそう。自分の残ってたら凹むー。見かけた方はどうか持ち返ってあげて下さい。さっぽろアートステージ2012 良い感じで盛り上がっている様子。http://www.s-artstage.com/2012/ 頑張れ札幌ー。

 

2012年11月26日月曜日

晴れ時々曇り、ところにより紙吹雪

11月22日 良い(11)夫婦(22)の日。上原ひろみさんのライブ「Move」へ!実家に坊や&セット(ミルク・・哺乳瓶・オムツ・お着替え)を預け、初めて坊やと離れてドキドキの外出。
この日のためにCDを何回も聴きこみました・・・涙腺弱っているのでイントロで号泣。・・・なんて弾力のある筋肉質な音!ピアニストというよりアスリート!・・・化物(賞賛)です。心身ともにインナーマッスル鍛え抜かれてる演奏。アンソニー・ジャクソンさんやサイモン・フィリップさんも、あんな変拍子で常にぴったりなんて・・・世界の人は凄すぎる。目を閉じて聴いていたら、めくるめく映像が脳内再生・・・。音楽と画像ってやはり補完関係があるのかな。絵と詩の関係に似てる?と思う。
http://www.hiromiuehara.com/tour/tour2012.html
厚生年金会館はニトリ文化会館になって終了時間が緩やかになったのか、ライブは3時間に及び22時終了。授乳を2回逃したおっぱいはズキズキ痛み、一抹の罪悪感を抱えて家路を急ぐ・・・坊やは穏やかにぐっすり。お婆ちゃんズ、ほんっとに頼りになります。

11月23日 オノベカレー対決に参加すべく、朝から坊やを調整してたのに、途中の買い物中に背中までウンチまみれに。帰って洗面台で丸洗い。しょんぼり。またやって欲しいです。
会場は「れんがギャラリー旧鎌田志ちや」のご近所 :「オノベカ」 http://ais-p.jp/onobeka/
優勝したセンスがキラり☆な工場長のブログ:「よいながめ工場」 http://suuhato.jugem.jp/

11月24日 ラジオから聞こえたご機嫌な天気予報。今日は「晴れ時々曇り、ところにより紙吹雪」らしい。日ハムパレード帰りの男の人の肩から落ちた紙吹雪を拾う。それから大学の後輩の結婚式へ。花嫁のお母さんへの手紙で日本画家の友人ともらい泣き。お幸せにね。

11月25日 高校の友人が踊る(!)というのでポルトホールにジャズダンスを観に行く。友人、かっこいいー…!坊やは抱っこ紐の中でご機嫌な掛け声?をあげる。その日はそのままご機嫌が良く、夜は少しだけ読書タイムに恵まれる。ありがたい・・・。


ところで十月十日(私の場合は、とつきプラス24日間でしたが・・・)大事に過ごし、さらに産後1ヶ月半ほど家篭りしている私、なんと、ほぼ1年ほど近く「走っていません。」急ぎ足でさえ、もつれて転びそうに・・・インナーマッスルどころじゃないです、人としてやばいですね。 写真は大量に買った土付き人参の頭。小さな島が寝不足でささくれた気持ちを癒してくれます(笑)どんどん大きくなっていくけれど、この先どうなるの・・・。







2012年11月20日火曜日

祖母くる友くる 












続く曇空、カミナリと共に冬将軍到来。
職場の盟友が訪ねてきてくれる。授業の話、生徒の話、美術の話。気兼ねなくて嬉しい、忙しい中、頭下がるばかり…復帰を念頭に動き出さねば。
 週末、母が庭の花と胡麻だらけパンを携え、祖母(85)を連れて来てくれる。撮りためたビデオ、ドローイングをみてもらう。坊やはおばあちゃんズが帰った瞬間、大暴れ。

 大学の友人ママが来てくれて部屋が赤ちゃん天国。月齢半年の先輩赤ちゃん2人。もうすぐこうなるのか・・・未来予想図。片付けねばならないのはテレビコード、パソコンコード、CDラック…あとは床マット…未来予想、素晴らしい。可愛いプレゼントと心のこもったカード・・・みんな器用で流石だなぁ・・・。ハナちゃんの頭足人の絵に感激。生頭足人!鬼丸先生の「児童画のロゴス」探さねば…。

夜、坊やは興奮して何をしても寝ない!16時間起き続け、やっと就寝。すごいね、君は。強くなれー。体重も2キロ増え、母乳も順調!戦時中のような根菜生活の成果あり。

2012年11月13日火曜日

3人生活 




物知り顔で夜行性の怪獣坊やは、少しずつ宙の上の生き物から人間界のものになりはじめてきた。めまぐるしい毎日だけど、きっとものすごく貴重な時間になるんだろな。

11.2 一ヶ月近くいなかった我が家を大掃除。空の冷蔵庫に買い込んだ食料を詰める。怪獣坊やは新しい空間に大興奮。全く寝ない。

11.3 続、大掃除。午後、油彩研究室仲間が坊やに会いに来てくれる。友達に会えてほっとする。良い玩具をもらう。夜、旦那さんの音楽仲間に怪獣君の誕生を祝って頂く。大きなケーキに花束!涙もろくなってるな・・・新入り坊やをよろしくお願いします。

11.4 芸森のパラレルワールド最終日に滑り込みセーフ!武田さんの作品が深化・・・到達点が見えていそう。志乃さんの色の洪水と雄弁な余白。会場で武田夫妻と浅井憲一さんに会えた。観れて良かった。赤ちゃん荷物多すぎ・・・お出かけの練習になりました。

11.5 祖母に怪獣坊やを会わせるため、実家へ。数日間の成長ぶりに母、兄、驚愕!ひいおばあちゃんと、玄孫の対面。一同、感動。

11.6 夕方やっと怪獣坊やぐっすり。ここぞとばかりに急いでご馳走をつくる。ちらし寿司、メヌケの和風出汁豆乳なべ、鳥手羽山椒煮、柿入り白和え、西線ロール。お父さんが揃うと、ぐっすり寝た坊やはご機嫌。三人で力を合わせて頑張ろう。

11.7 重低音が好きなのか、坊やはピンクフロイドで泣き止んでくれる。家事がはかどる。初めて鏡の中の自分に対面。食い入るように、もうひとりの自分と向かい合う。面白い。

11.8 夜、3人でコーチャンフォー。妊婦の時に良く来ていたからお腹の中で覚えてたかな。湯船デビュー。お風呂はやっぱり赤ちゃんのふるさとらしい。今にも泳ぎだしそう・・・人間すごすぎ。

11.9 絵仲間が手描きのベビーウエアを届けてくれる。可愛い小鳥柄と、コアラ柄!荒らい筆致がたまらない・・・。春には着れるかな。

11.10 「旧鎌田志ちや」に坊やを連れて行く。お仕事仲間にお披露目。色んな人に抱っこしてもらう。人見知りのない子になって欲しい。切に。夜はいつも通り怪獣。今日は長時間頑張って偉い。

11.11 岩佐ビルへ・・・まさかのスケジュールミス。しょんぼり。今年のアートステージ、チカホにお出かけ。笠見君の絵が素敵。一点ずつもっと良くみれる環境で見たい。抱っこで歩くと、坊やはお腹の中を思い出すらしく、うっとりしている。

11.12 坊やのスケッチはかどる。手が弥勒菩薩になっている。寝ているときはお地蔵さんのようなお顔。ありがたーい、顔。

2012年10月20日土曜日

秋晴れ佳日















秋晴れの佳日、待望の赤ちゃんと会えました。
赤ちゃんは鼓動と血潮だけが脈々としていて、まだ人間界
の何にもまみれていないので、驚くほど魂そのもの。
たまたま私というトンネルを通して外界に出てきた、神の子
としか言いようのない、(親ばかだわ、と友達は笑うけれど)
生後まもない数日間の赤ちゃん。
深夜の産院で、声もあげずに開けたふたつの眼に見据えら
れ、音をたてて心臓が高鳴った!
それから、穢れない魂にどうしようもなく、ひれ伏したい気持
に。大袈裟じゃないんだよ。ほんとにそんな気持ちになりまし
た。私の処にきてくれてありがたや。

これから、お世話をしていく中で、少しずつ心と身体が人間界
側に寄ってきてしまうのか・・・。
初心者母さんですが、心を込めて大切にお育て申し上げます。
出産も出産でドラマチックだったけれど、産後の不思議な数
日間の体験はしっかりと自分に沈殿した感覚です。


2012年9月25日火曜日

気をとりなおして

ぬるめ暗めのお風呂が陣痛促進に良いと聞き、干潮時蝋燭を灯してお風呂。
今日はきそう…と思って満潮の時間を調べ、本を読んでいたら定期的に痛くなってきた!
お風呂効果!と思ってヨガ呼吸を続け、6分間隔頃に深夜の病院へ。到着は満潮2時間前。良い感じ、と思っていたのに徐々に陣痛は10分感覚…そして早朝遠のいた。翌朝、先生からおうちに帰ってリラックスすることを薦められ、赤ちゃんの心音を聴き、とっても元気なのを確認した後、赤ちゃんをお腹の中に携えたまま、まさかの一泊退院。張り切りすぎたせいで意気消沈。バスにゆられておうちへ。世界から投げ出された気分。ぽーん。

一日陣痛体験(笑)を含めると、前駆陣痛生活は本日4日目。月夜の散歩に、早朝ヨガ。近所の教会バザー。母とオータムフェスにでかけ、旦那さんと子供の落書きスペースと子供チェアを制作。
ずれ込む予定…もうすることないー(笑)
まだか、まだか、心配して下さる方への応答がしのびない・・・ごめんなさい、まだです。
でも母子共にとっても元気です。
写真は生徒が部活最終日に描いてくれた妊婦スケッチと陣痛逃しに描いた自画像。苦々しい顔。

2012年9月5日水曜日

晩夏考

となりのひと、搬出も無事終了。ありがとうございました。

残暑はまだ厳しいものの、夜の風はふと、秋。
今年の夏は、義母と祖父の初盆でした。
去年初盆を迎えた父がきっと物知り顔で2人を案内したにちがいない。

子供の頃は夏休みの最中の長いドライブでトンネルの数を数えるのが
お墓参りで、道の駅のすいかとか、親戚の家の玄関のすだれ、
帰り際にもらった駄菓子のパッケージとかを思い出す。
それがいつのまにか、仏壇に話しかけていたお婆ちゃんは、母の姿に。
御陸膳を用意する母を見て、私のするべきことを知って。
そんな最中に、3人の家族の魂に後押しされて、私のお腹になんと赤ちゃん。
予定日までカウントダウン。
ドキドキと肝が据わる感じが、両方同居しておへその下あたりにあるな。
母子一体でいられる日々もわずか。さみしい気もするけど、
出産前にやっておきたいこと、すませることリストもほぼチェック終了したし、
いつ来ても大丈夫だよー。ご先祖様方、応援よろしくお願いします。

2012年8月23日木曜日

「となりのひと」がもうすぐおわり


長い会期…と思っていた本郷新記念彫刻札幌美術館の
「となりのひと」。最終日の8月26日まではもうカウントダウン。

連日の暑い最中に足を運んでくれた人に感謝!素晴らしいタイミ
ングで深く自分に向き合う機会になったなぁ。ありがとうございます。
無事終了に向かっていて、心底安堵しています。
自分にとって大事な作品ができた。

写真は床のグリッドが妙に綺麗な展示写真。 

2012年8月4日土曜日

みぢかなひとの足形をとろう!


みぢかなひとの足型をとろう!

8月2日は立命館慶祥中学校の美術部の生徒達と一緒に
田村陽子さんのワークショップ「みぢかなひとの足型をとろう!」に参加。
2人1組で協力しながらつくるのでチームワークが問われます!
信頼関係が作品の完成度に表れ…部長副部長のタッグが流石!
1点、1点、どれもお買い上げしたい位の力作!
いやー…みんなの能力の高さに感激…あっぱれ美術部!
  

 
時間も短かったので駆け足で「となりのひと」を鑑賞…難しい作品も多い中、
少しでも感じとってくれるものがあったら良いなぁ…。
遠路はるばる生徒を引率して下さったK先生に深く感謝致します。

2012年7月5日木曜日

「となりのひと」図録完成!














開催中の「となりのひと」展
担当学芸員の樋泉さんから素敵な図録が届きました。
これは嬉しい~。すっきりと、こぶりで絶妙なサイズ…!
彼女の力の入った文章も読みごたえあり、ですー。
会場で是非お手にとって観てみて下さい。
→http://twitpic.com/a235oa
6月に開催したのギャラリートークの写真。他の方がアップしていたのを拝借…。
他の作家さんのトークはかなり饒舌で楽しんで聞いたのに、私はいつも通りへなちょこ…。
「絵画の場合―最終章―」の時に学び、録音して自分で聞き直してみると、
何回も同じこと言ってる!聞き苦しくてすみませんでした…。 
http://sapporo.100miles.jp/sapporochobi/article/23













展覧会図録と一緒に届いたのは、赤ちゃんのほっぺの様
な桃ー!最近、2人目の女の子を出産した友人からでした。ちなみに、女の子の名前は百萌(もも)ちゃん。おいしすぎて、お昼に一人でひとたまぺロりと頂きました。
ありがとうー。

 

2012年5月31日木曜日

恐怖の搬入準備


作品が家から出ないかと思いました。もしくは風に飛ばされて大破するかと。血迷ってデータだけでも残そうと作品を撮影してまうという…←無駄
「5階の外階段から1階まで作品をロープで吊るして下ろす計画」を実現するため、風がおさまるのを祈りつつ、ホーマックに20mロープを2本買いに出る。建具をくぐれるギリギリのサイズにしたのは、与えられた壁に窓をつくる、というイメージだったからしょうがない…ここは固い。小さくなんてできなかった…サイズは150号。さして大きくもない…要は制作場所の問題。
絵画の場合展の時の西田卓司君の作品って大きいよなぁ…アトリエ広いんだなぁ…間口も大きいのだなぁ…良いなぁ。

搬入以前の問題は以下
1・エレベーターにのらない。(想定内)
2・外階段をまわりきれない(想定外)  
  →測ったのに!! 何故か4階の外階段まわりだけ寸法が違う!
3・キャンバスがまさにヨットの帆の様に風を受け、大空に舞い上がる。
(想定外)→5階では微風さえ恐怖。落とせば大破で当たれば事件…。
4・最低3人、人手がなければ、危険すぎて決してできない。(想定外)
  →人手救援をお願いする。天使が来てくれる事に。感謝・・・。

キャンバスとロープを固く結び直し、旦那さんのお腹にロープを巻きつけ、無風の瞬間を狙ってじわじわと下におろす。私は各階でキャンバスを手繰り寄せ、飛ばない用に引きながら、手伝いに来てくれた天使と交互に階下へ階下へと慎重に作品を受け渡す。緊張・・・。地面にキャンバスがたどり着いた時、喜びと同時に、大粒の雨が一気に降り出す。慌てて作品を車庫に避難。トラックを頼んでいる搬入当日にやる作業では決してない。ナイス判断。無事に下におろせて嬉しい…涙にじむ。

メモ
①ここで描くなら130号まで。
②場所の要請が130号以上の時は現地でキャンバスを貼り直す事も一考。
③搬入の際の必要経路の全ての間口をシュミレーションして測る。

ともかく、無事搬入を終えた。樋泉さんの鮮やかな照明仕事で作品格上げしました。野又さんの搬入作業が異常な迫力…ピラミッドのごとく、延々とセメントパーツを積み上げていた。作業風景に圧倒されつつ、搬入後の作品に思いが高まる。展覧会は6月2日から。どうぞよろしくお願い致します。




2012年5月14日月曜日

展覧会告知




















-New Eyes 2012-

  となりのひと Art about our neighbor

会 期 2012年6月2日(土)~8月26日(日)
開館時間 10:00~17:00(入館は16:30まで)
本郷新記念札幌彫刻美術館
★7月13日(金)は20:00まで開館(入館は19:30)
休館日 月曜日※ただし7月16日(月)は開館し、7月17日(火)休館
観覧料 一般500(400)円、65歳以上400(320)円、高校・大学生300(250)円、中学生以下無料 
※( )内は10名以上の団体料金。
★6月30日(土)はサンクスデーにつき入館無料

 New Eyes(ニュー・アイズ)は、この北国から優れた作家が育つことを願っていた本郷新の思いを受け、当館が隔年で開催してきた「北の彫刻展」を継承する新シリーズ展です。本展では、彫刻・立体表現を中心に、我々をとりまく世界を見つめる作家たちの新鮮な目を、今日的テーマのもとに紹介します。
 第1回目のテーマは、「となりのひと」。私たちのとなりには、家族や友人、あるいは見知らぬ人がいます。すぐそばにいても、とらえがたく感じたり、離れていても、近くにいるような親しさを覚えたり―人と人との心的な距離は、物理的距離とは関係なく移ろっています。
 近年のソーシャルメディアの発達によって、その距離はますます盛んに伸び縮みしているようです。あるいはあの震災後、多くの人が傷ついた人々のことを思い、しかし彼らとの距離を測りかねてきたのではないでしょうか。
本展では、本郷新と北海道を拠点に活動する6人の作家による、他者との距離、他者へのまなざしについての作品を展覧します。私たちにとっての「となりのひと」に、あらためて思いを馳せる展覧会です。

【出品作家】
鴻上宏子 Hiroko Kogami
1967年夕張市生まれ、江別市在住。
石膏を素材に、深遠な存在感の漂う人体像を手がける。

小林麻美 Asami Kobayashi
1980年札幌市生まれ、札幌市在住。
日常風景に向き合い個人の知覚の絵画化に取り組む。
http://www.kobayashi-asami.com/

佐竹真紀 Maki Satake
1980年豊頃町生まれ、ケルン在住。
家族を題材に、「記録」と「記憶」の狭間を探究する写真アニメーションを制作。
http://www.makisatake.com/

冨田哲司 Tetsushi Tomita
1977年札幌市生まれ、札幌市在住。
写真、映像、立体など多様な手法により、社会批評的作品を制作。
http://www.tetsushitomita.com/art/
Zip Us Up Art Project 作品展示に使用する服を募集しています。

野又圭司 Keiji Nomata
1963年函館市生まれ、岩見沢市在住。
現代社会への批判的視点による精巧な作品を展開。

村山由布 Yu Murayama
1977年帯広市生まれ、鷹栖町在住。
人の心のありようを異形の姿で表現した彫刻作品を手がける。

本郷 新 Shin Hongo
1905年札幌市生まれ、1980年没。
力強い生命感に満ちた人体彫刻により、戦後日本の具象彫刻を牽引。

【関連事業】
●アーティストトーク「となりのひとの話」
出品作家が自作についてお話します。
日時 2012年6月16日(土)14:00~15:00
※予約不要、要展覧会観覧券
●サンクスデー
日頃美術館を訪れてくださっている皆様への感謝を込めて、
6月30日(土)は本館、記念館とも入館料が無料になります。
●ナイトミュージアム
20時まで開館延長。静かな夜の美術館でごゆっくりお過ごしください。
「カルチャーナイト」参加企画。
日時 2012年7月13日(金)午後5時~午後8時(入館は午後)
★同日18:30からは学芸員によるギャラリートークを実施。
本展および記念館の展示をご案内します(予約不要、要展覧会観覧券)。
●いちにちカフェ
美術館の中に小さなカフェが登場。
展覧会を観たあとは、ドリンクを片手におしゃべりを。
日時 2012年7月28日(土)11:00~16:30

現在、鋭意制作中です。
御高覧頂ければ幸いです。

となりのひとに想いを馳せる

「となりのひと」という展覧会に参加させて頂きます。
あとひと息で作品が 発ちあがってきそうな気配…しかしギリギリ感があります。
煮だった頭をどうにかしたい。考えメモをかき集めてまとめ・・・

「となりのひと」に自分の側面をみつけること、人が自分に投影すること。
少しとんで、「あなた」が「わたし」と入れ替わり得る、と思えることか。
「わたし」が「わたしたち」でも良い、と希望をもって思える、とか。
それでも深淵に触れた途端に「わたしでもあるあなた」に遠くまではじかれたりとか。
パンパンに張った半透明の境界面に迷いなく突進した顛末、
自分の体の表面全体ににジンジンと痺れが残る感じ。
その反発が妙に気持ちの良いことだったりするもの。
雨の日、ガラスに映る自分とその先にある世界を同時に突き刺すように感じ取ること。
この皮膜に飽きずに突進しては、外も自分だ、と再確認できる、とか思います。

気を取り直して、制作・・・の前に何もしていないご飯支度…。
展覧会の詳細は、また一段落のあとアップします。



2012年5月13日日曜日

絵画の場合最終章、500m美術館終了

500m美術館 ・ 絵画の場合最終章 終了致しました。
御高覧頂き、ありがとうございました。


絵画の場合で展示した80号と100号の作品は、今週いっぱい
れんがギャラリー旧鎌田志ちやさんに展示中です。
毎度のことながら、れんが壁での展示も気にいっています。
お近くまで御用がございましたら、是非お立ち寄りください。

GWは上富良野と美瑛へ。道中、恒例の湖散策。青い池。
北海道の大地の曲面は異常なほどなめらか。
あとの日々は 我が家、元アトリエ、2つの実家をひたすら片付け。
人も家も新陳代謝が必要…過去の作品の整理整頓、削除。
チェーンソー解体。
登別の祖母にアトリエを明け渡すため、片付けはカウントダウン。
週末ごとに通うもまだ未だ終わらず・・・。
ざくざくでる思い出のせいで、楽しい作業には違いないけど効率が悪い。

2012年2月6日月曜日

500m美術館 と スノ―オブジェコンテスト
















昨日からオープンしました500m美術館に参加しています。新設された
500m美術館のオープニング企画、後期展です。バスセンター前から、
大通りにかけての地下鉄コンコースでの展示で期間はGWまで。
昨年の4月頃から考えていたことが夏の樽前での作品で少しだけ見え、
気持ちが少しくすぶっていたので、我慢できずにさらに手をいれてしまった。
こんな事をしたのは初めて。楽しかった。

本日は、つどーむで美術部の生徒達とスノ―オブジェコンテストに参加。
例年より暖かいので、芯から冷えることなく無事終了。
去年は3位なので、なんとか入賞を果たしたい!
今年もソウルフルな作品にしあがりましたが、結果はどうかな。