2009年5月29日金曜日

先住者さんとご対面


展覧会場に鳩が住んでいます。
一番小柄な安藤さんがはしごを最大限に伸ばして
吹き抜けの会場を飛び回るようにペンキと格闘しているので、
作業している時に彼女が換気扇の中にある鳥の巣を発見していた様子。
家主はすずめ?と思っていたのですが、
次のお休みの日に制作している時、ついに換気扇の家主であろう鳩さんと遭遇。
近づいてもぜんぜん、怖がりません。しばし、休憩。共に巣の材料探し。











今日は明日になるまでは作業します。
頑張ります。















2009年5月24日日曜日

ここからみえること 









眼前に仕切りがある。
その狭間をすり抜けていく自由な視線のこと。

すり抜けられないことで
自分の身体の存在を感じること。

視線というの精神のような。
それから。
空洞化した身体ののような
この しきり としか言いようのないもの。
ただ、いつも大事なものとの間にある。



2009年5月20日水曜日

612621 展覧会の告知とお知らせ



前、魅力的な古い家の壁に絵を描いています、とお話していました。
そこで6月半ばに展覧会をします。グループ展です。
敬愛する作家さん達と4人。鋭意準備中!

詳細はブログをご覧下さい。

2009年5月17日日曜日

制作現場と子供達






















さくさくと壁に絵を描いています。

昨日、現美術部の生徒、それから卒業した教え子が制作現場に遊びにきました。

描かれた絵は、これからどうなるの?なくなるかもしれない建物で何かをしようと思うのは何故?

シンプルな疑問に、わかっているつもりでいた私も唸る。
「儀式?」「なくなるからこそ・・・」「マーキング!」という鋭い意見も。

あの場所のどこに価値を見出して、どう活かすか、または、どう残すか、みたいなことは、
マーキング(笑)という言葉で言い表せるかも?

そうすると、あそこは、たくさんの人のマーキング?足跡?だらけです。
取捨選択の中で残されたもの。

明快に答えるためには、しっかり言語化されていないと難しい~。








2009年5月13日水曜日

壁に絵を描いています










週末、古い家を改装したフリースペースの壁に絵を描いています。

会場は知り合いの建築家さんが事務所にしていた東区の古い家。

文房具屋さん、喫茶店、住居と、さまざまな時間を経た「おうち」は
大きな窓や、看板の日焼けた跡が、過ぎた役割を物語っています。

写真は郵便受けからみた外の世界。


蔦の家 と 一輪挿し













後日日記。
朝日カルチャーセンターの絵画教室へ。
以前、ちえりあの絵画教室を受講して下さった方と再会!
あらーっ、とっても上手くなってる…うなりました。
継続こそ力ですね。
カルチャーセンターの下にあるお花屋さんで、母の日にクレマチスの鉢を。
でも私、去年はクレマチスアルバ。一昨年はテッセンをあげていて、
実家の庭がクレマチスの仲間だらけに。うぇぇん、ごめんなさい…
テッセンが良い、と言った母の顔が私に刷り込まれているらしぃ…。
去年のお花は蕾をたくさんつけ、固いままに蔦はどんどんのびていました。
それから一目ぼれした一輪挿し。
駒のように下が不安定なところが可愛らしくて、もう、涙。
母より私が喜んでる?だいじょぶ?



















2009年5月10日日曜日

瑞々しい日々(後半)


 制作三昧のはじまりは、2点の作品に、お手製の箱額を作るところから。
箱額をつくるのは実は8年ぶり。経験があるのに悪戦苦闘…ひぇ~っ。
写真は、とっても優しいパートナーの設計図、悔しいながら正しいって美しい。
美しい設計図にはなすすべもなく従うのみです・・・ 明日の朝までに梱包、発送せねば~。
 発送を済ませた後は、発寒川の近くで、大学の後輩の女性とランチ。
おいしいベーグルサンドをご馳走になりました。
彼女は何度か絵に描かせてもらったことがある女性で 私の好きな世界を引き出してくれる稀有な人。 日常の方が彼女の存在感に絡めとられて違う景色へ変貌します。
彼女と名残惜しく別れ、今度は展覧会の会場へ。会場に滞在しつつ制作を進めています。
参加作家は4人。尊敬すべき、そして、ナチュラルでとても愛しい方々です。







2009年5月9日土曜日

瑞々しい日々 (前半)


 ゴールデンウィークは社会人になった教え子とお酒を飲んで皮切りでした。時折、自分よりも大人びた表情で人生を語る彼らの言葉を聞きながら、 私、教師としては半人前所か、クオーター(?)位なのに、こんな教師冥利に尽きる幸せ、ホントに恵まれているよなぁ、とひとしきり。ほんとうにありがとう。
   
 
 さて、実は、6月半ばから展覧会を予定しているので、GW後半は制作三昧。
その前に、と慌てて行ったのは、秘湯・薬師温泉。ニセコ比羅夫と車を走らせ、 ほそーい林道、農道を抜け、砂利道の谷を登りまた下ると・・・眼下には懐かしい木造の小学校のような建物。
温泉は炭酸水の源泉。少し雪の残る川のほとりにはちらほらとエゾエンゴサク。想い入れのある大好きなお花の一つです。 それから、白に蛍光イエローを混ぜたような鮮烈な発色のフキノトウが宿を囲うようにたくさん生い茂っていました。黒い建物に良く映えます。 宿の近くの池にはたくさんの蛙の卵が産みつけられていました。 季節の変わり目で、少し喘息ぎみだったので、瑞々しい香りをできるかぎり 肺いっぱいに苦しいくらい吸い込んで、あれ、なんかこんな寓話なかったけ… ふと。(前後を忘れてしまったけれど)子蛙の期待に応えてほっぺを膨らましすぎたお母さんカエルのお話?

 そこから少し山側。林に入り小さな橋を渡ると温い沼のような露天風呂がありました。
足場も脱衣所もなく、ただ、そこに「在り」ます。冗談抜きで狐とご一緒してしまいそう! これを体験すると、この源泉が太古から何も変わらず、ずっと沸き続けていたもの なんだと実感します。不思議です。変わるもの、変わらないもの。 温泉って人間が木で囲って箱にする前から、ずっと温泉ですものね。レジャーとか、秘湯とか、そんあ感覚が遠のく瞬間です。
 お宿は非常に心配りの暖かい良いお宿でした。私はフキノトウの天婦羅のほろ苦い美味しさにとりつかれてしまいました。
最初はその色の美しさに心震えた私ですが、今となってはみつけただけで、おなかが鳴るのね。健康だなぁ。
夜は、お昼に道すがらに予約した陶芸工房の体験コースのため、エスキースを練りに練り・・・。
実は、美術部で陶芸に励む生徒との出会ったので、私も良い機会と陶芸修行中。自然と熱が入ります。
ここぞとばかりに、気合いをいれて、頑張りました。粘土を練るって原始的。
一番最後まで、教室で粘って、計3点、仕上げました。できあがりを生徒に自慢します。
それから、オオバナのエンレイソウを虫の視点から描く、ちょっと面白い生徒がいるので、あしもとの花を撮影。
でも、これ、下向きに咲いているので、お目当ての花じゃないかも…。
(瑞々しい日々、後半へ続く・・・)
(続けるのよっ)