2009年6月19日金曜日

観ること 驚くこと

photo by Aya Miura















絵画教室、職場、展覧会場を三角形に移動する日々が続きます。
学校に向かう時、すごく久しぶりに学校に行く気がするんです。たった2日ぶりなのに。
展覧会場に向かう時、すごく久しぶりに展覧会場に向かう気がするのです。1日空けただけでも。
今、通常の私の二倍位頑張って生きています。 疾走しています。人生を。

ふむ、でもこれが、あと一週間続くと、へたってしまう。絶対に。
それでも。明日と、明後日で、こんな日々が終わってしまうなんていやだなぁ。
だって私は見たのですよ、平衡感覚を失うような景色を。
人生の留めておきたい一瞬を。認識できない、驚きを。

その景色に出遭った時、私は世界に一人でした。
私がみた景色は太古のようでもあるし、明日のようでもありました。
はるかかなたのように思える近所の景色。
見知らぬ誰かが鏡のように私を映してくれました。

絵画教室の生徒さん(人生の大先輩!)とお話します。
ここに「在る」ということを観察しましょう、と。
描くスキルはあるものだけれど、何より、ここにモチーフが「在る」ことに寄り添いたいです、と。
描くことは独立した作業じゃないと話します。

「観て、発見して、知る」その「驚き」を吐露する形として「描く」があります。
人によっては、「話す」だし、「つくる」だし、「謳う」とか。

みんなが、それぞれ、違う方法で、私達がここに「在る」理由を考えています。
けして解決できる問いではないけれど、
ともかく与えられた穴を私は掘っています。



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