展覧会のドキュメントを受け取りに、友人のおうちへ。
クリスマスカードと聖書を頂きました。
イブの夜に、彼女が私にかけてくれた祈りの言葉は
私が 不安という名前をつけないようにしていた何か以前の感情
呼びようのない漠然とした予兆ともいうべき明日
昨日から続いていた道とは、違う方向へ繋がる今日と明日の交叉する場所
そこから、ぽーんと放たれて ぽっかりと浮かんでいるままの
どこへも繋がらなくなってしまいそうな 時間から切り離された私を
ふっと、現実的な場所へと引き戻してくれ、
肩を抱き寄せてくれ、
それがどういうことか 教えてくれる大きくて強くてやさしい言葉
選択の理由を誰かが知っているということが、
こんなに自分を軽くしてくれるとは思いもよらないのだった。
彼女の聖なる夜の祈りの声は、シチュエーションからイメージするような
敬虔なものというより、もっとドライで少し早口で。
それが、いくつも連なってみえる壁を前にした高揚で湿った私の心には、
本当に心地よい。
プライベートな祈りが昇華して、たくさんの人の心に届く、そういう。
私には、宗教という形をとった祈りはいらないけれど、
彼女がしてくれたようなプライベートな祈りが、多くの人を救うのは
わかる
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